NMB_Ball-Bearing-Products-Catalog_JP


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1-4…軸受の選定②…ご使用される製品の構造と軸受に要求される機能、ご使用環境ミネベアミツミが主に製造している軸受には多くの標準化された寸法系列があります。ご使用される製品で許容される空間に収まるよう、最適な寸法を選定する必要があります。また、ご要求される機能や、ご使用される環境に応じた仕様の軸受を選定する必要があります。ご使用される製品の構造と軸受に要求される機能・ご使用される製品の構造と機能ご使用される製品の構造と機能から軸受のために使用可能なスペースを割り出し、軸受の内径、外径、幅の寸法を決めます。・荷重軸受に加わる荷重の大きさと位置や方向から軸受の寸法を決めます。軸受に加わる荷重が大きすぎる場合は、ご使用される製品の構造(軸受のサイズアップや荷重の低減など)を見直す必要もあります。・軸、ハウジングの寸法と材質軸、ハウジングの寸法および材質から軸受の内径・外径・幅の寸法および公差を決めます。軸およびハウジング材質と軸受の材質との線膨張係数の違いにより、温度変化による軸受内部すきまの変化を考慮する必要があります。・回転数、回転精度、回転輪回転数、回転条件(連続/断続/往復回転、内輪回転/外輪回転)、回転精度から軸受の寸法公差・保持器・すきま・予圧・潤滑剤などを決めます。・トルクトルクには起動トルクと回転トルクがあり、軸受の回転に必要なモータ電流値などへの影響があります。特に低消費電力などに関連するご要求がある場合には、潤滑剤の種類や封入量などの検討が必要となります。・音響軸受が回転する際の騒音を極力低減する必要がある場合は、軸受や潤滑剤の音響特性の考慮が必要です。また、軸受を使用する際の予圧や回転体のアンバランス・共振など、軸受周辺の状態にも注意が必要です。28


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