NMB_Ball-Bearing-Products-Catalog_JP


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荷重・振動軸受をシャフトやハウジングに挿入する際に、押し方を間違えると、ブリネル圧こんが発生します。また、組み立てラインの振動などで、フレッチングが発生することもあります。容器への移し替えが乱雑に行われると軸受同士がぶつかり合ってシールド板へこみが発生します。•…シャフトに圧入するときは内輪を押す…(図18-2)シャフトに軸受を挿入するときは、内輪端面を押してください。外輪端面を押すと、ブリネル圧こんが発生します。•…ハウジングに圧入するときは外輪を押す…(図18-2)ハウジングに軸受を挿入するときは、外輪端面を押してください。内輪端面を押すと、ブリネル圧こんが発生します。外輪へ荷重内輪へ荷重内輪へ荷重外輪へ荷重図18-2圧入時の荷重位置•…まっすぐに入れる(図18-3)適切な冶工具を用いて、まっすぐに挿入してください。斜めに挿入するとシャフトやハウジングにカジリキズを発生することがあり、カジリ粉の挟み込みによるミスアライメント(組み立て精度不具合)やキズによる真円度悪化が発生します。センターずれ傾き良好図18-3挿入時の取扱い•…振動(ベルトコンベアの振動など)ベルトコンベアを使って軸受の搬送等を行う場合には、軸受に加わる振動を軽減するようにしてください。回転していない軸受に微振動が加わるとフレッチングが発生します。詳細は本カタログ82ページをご参照ください。79


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