コンパレータとは、2つの入力電流・電圧を比較し、値の大小に合わせて出力電圧を変える機能を持つ集積回路です。オペアンプと同じく、非反転入力端子や反転入力端子、プラス電源端子、マイナス電源端子、出力端子と、5つの端子で構成されています。
コンパレータはアナログ信号をデジタル信号に変換する際に使われることが多く、出力の切り替えは入力電圧がしきい値を超えたり下回ったりした場合に行われます。コンパレータ回路はオペアンプを利用して構築することもできますが、専用のコンパレータICを利用する方が良いでしょう。
コンパレータには、電圧レベル検出、オーバーシュート/アンダーシュート検出、ゼロクロッシング検出、データ変換、パルス幅変調など、多くの用途があります。よく活用されているのは、電子機器の動作安定性の確保やセンサーからの信号処理、通信システムなどです。
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