インピーダンスマッチング(いんぴーだんすまっちんぐ)
インピーダンスマッチングとは、伝送路に接続された送信機と受信機のインピーダンスを、特性インピーダンスに近づけることで、信号の反射や減衰を抑え、効率的な信号伝送を実現する技術です。
特性インピーダンスは、伝送路における送受信機の電気的な特性を表す電気抵抗の値であり、伝送路の一端に発生する電圧波と電流波の比を表します。
インピーダンスマッチングの考えは、高周波回路やマイクロ波回路において特に重要です。インピーダンスの整合性がとれていないと、電力の損失や信号の反射、歪み、ノイズの増加などが発生してしまう可能性があるためです。