イオンマイグレーションとは、電気的な場において、金属や半導体などの固体材料中に含まれるイオンが電極間を移動する現象です。具体的には、湿度や温度が高い環境下のプリント基板で、電圧が印加された状態にある陽極側の金属がイオン化して、対向する陰極側に移動して再び金属として生成されることをいいます。イオンマイグレーションは、高い電気伝導性を持つ銀で起こりやすいため、銀メッキ端子を使ったコネクタの開発では、絶縁性を評価する試験を高温高湿の状態で行わなければなりません。 関連ページ コネクタ 戻る