1. 用語集

VSWR(VSWR)

VSWRとは、Voltage Standing Wave Ratioの略で、「電圧定在波比」と訳されます。電気回路における進行波と反射波の関係を表すパラメータのひとつであり、送信された電力が伝送線を通って負荷に到達するときの反射率を測定することで求められるものです。
例えば、パワーアンプから送信された電力が、伝送線を通ってアンテナに達するとき、理想的な伝送線路ではすべての信号がアンテナという負荷に吸収され、電力も100%消費されます。しかし、負荷が不適切である場合、信号は負荷に到達する前に伝送線路に反射されることもあるでしょう。この反射は、回路の損失やノイズ、送受信信号の歪みなどの原因となってしまいます。
VSWRの値は、1:1の完全適合が最も望ましい値とされます。もし、VSWRが高い場合は、伝送線路の設計方法や適合性を改善しなければなりません。

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