静止角度誤差(せいしかくどごさ)
静止角度誤差とはモーターの理論上の停止位置と実際の停止位置との差のことで、ステッピングモーターの停止精度の目安となります。ローターの任意の初期位置を基準点とし、その点から1ステップごとに測定します。初期位置から1回転(360°)したときの基準点からの位置ズレ幅を、±で表します。この微小な誤差はステーターやローターの加工精度、入力電流のバラツキになどによるものです。ミネベアミツミのステッピングモーターの静止角度誤差は最大±5%です。ステップ角が1.8°のモーターは静止角度誤差が最大±0.09°、ステップ角が0.9°のモーターは最大±0.045°となります。
図1 静止角度誤差
より高精度なステッピングモーターを知りたい方はこちら:ハイブリッドステッピングモーター レゾルバ(角度センサ)付タイプ