ファンを選定する場合には下記の要領で行います。

a) 装置内の発熱量を見積もる。
b) 装置内の温度上昇値を決定する。
c) 必要風量を試算する。

Q =  

50 × Ha
          △T

H
△T
:発熱量(kW)
:温度上昇値(℃)
d) 装置内のシステムインピーダンスを推定する。
△P = KQn(Pa)
△P :低下圧力(m3/min)

K:定数 装置ごとに実測する

Q:風量

N:装置内の空気の流れにより決められる値で、定常流のときn = 1、乱流のとき、n = 2とするが一般的にはn = 2とする。

e) ファンカタログのP-Q特性よりファンを選定する。
f) 装置に実装し、温度上昇を測定する。

例:発熱量300Wのとき温度上昇値 T = 10℃ とした場合

Q =

50 × 0.3
    10

= 1.5(m3/min)

システムインピーダンスを予測し、ファンを選定し、実装運転を行い、温度上昇を測定し、ファンの検討を行う。

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