概要
<MC3001>は、電池の大容量化や負荷の増大に伴う大電流化の市場動向に対して、電池電源系のライン抵抗を低くしてエネルギー損失を抑え、かつ実装面積を最小限にすることをコンセプトにした製品です。
リチウムイオン二次電池を使用した携帯機器において、ライン抵抗の低抵抗化と小型化に貢献します。
特長
- 保護ICと充放電スイッチ用FETの 2 in 1 パッケージ化
一つのパッケージに納めることで基板設計の容易化が図れます。 - 低オン抵抗FET搭載 (RSS (on) = 10.6mΩ typ.)
ドレイン端子共通の充放電スイッチ用Dual FETを搭載。ソース・ソース間オン抵抗 (RSS (on))を低オン抵抗化することでライン抵抗を低く抑えることが可能です。 - 過電流検出精度の高精度化
放電過電流検出電圧を電池電圧に応じて可変させることにより高精度な過電流保護が可能です。 - 省実装スペース
積層型 2 in 1 パッケージでありながら低背化 (0.5mm max.)を実現。基板の薄型化に貢献します。
主な仕様
最大定格電圧 | 12V max. (保護IC部)、24V max. (FET部) |
最大許容損失 | 1W |
ドレイン電流 | 6A max. (DC) |
動作電圧範囲 | 1.5~5.5V |
過充電検出電圧 | 4.1~4.5V ±20mV (設定可能範囲および公差) |
放電停止電圧 | 2.0~3.0V ±100mV (設定可能範囲および公差) |
放電過電流検出電圧 | 20~190mV ±6mV (設定可能範囲および公差) |
充電過電流検出電圧 | -200~-20mV ±10mV (設定可能範囲および公差) |
ソース・ソース間オン抵抗 | 10.6mΩ typ. |
パッケージ | PLP-4-2140 |
外形寸法 | 2.1(D)×4.0(W)×0.5(H) mm |
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