日本初！*1 データインテグリティ（DI）対応計量システム「Maxxisシリーズ」誕生！
このたび、ミネベアインテックの計量システムに「プロセスコントローラー Maxxis シリーズ PR5500/PR5900」が加わりました。言語は従来のドイツ語・英語に加え、フランス語、日本語にも対応しています。
本製品はロードセル及び台はかりと組合わせて使用するプロセスコントローラーで、指示計PR5510/00の後継機にあたる本シリーズは、計量システムとして日本初*1のデータインテグリティ（DI：データの完全性）への対応を果たしました。
お客様のDI へのご要望を満たす多様なセキュリティ機能を搭載し、当社センシングデバイス製ロードセルにも適用が可能です。台はかり、タンク計量システムなど、その他多くの計量ソリューションと組み合わせてご使用いただけます。
*1 当社調べ（2022年11月現在）
製薬業界を中心に求められるデータインテグリティ（DI）
欧州のIndustry4.0 の流れを汲み、製薬業界を中心に品質保証管理が厳しくなりました。
この流れから計量器においても「紙と電子データ/ 記録を対象に、常に正しいことを立証できる」 機器が求められています。
製薬業界の例ではALCOA（アルコア）原則の確保がDI の要件。治験データなどの「信頼性の保証」として以下が求められ、近年ではさらに+（プラス）事項が追加される動きがあります。
[ALCOA（アルコア）概要]
A: Attributable 作成元が明確である 署名、ログインID
L: Legible 判読/ 理解できる 見読性
C: Comtemporaneous 業務と同時である 即時記録
O: Original 原本である 保存/ 保管、レビュー
A: Accurate 正確である 日時、校正、バリデーション
「Maxxisシリーズ PR5500/PR5900」 のDI 対応
当社の計量システムではDI に対応し、以下の機能を標準搭載、お客様のデータ完全性をサポートいたします。
・ユーザー権限（3階層の権限わけ）
・パスワード管理（個別設定が可能）
・Audit trail 管理機能（一部）
・データバックアップ機能（USB/ SDメモリーへのデータエクスポート）
・リストア機能（校正データ、設定データをリストア）
・印字（印字アプリケーションキーを操作）
・サーバーとの時刻同期
特にこれまで、計量用の指示計では機器ユーザー様の操作権限の管理・確認が困難であり、お客様のご要望が多かった「ユーザー権限」にはこだわりました。「Maxxis PR5500/PR5900」では、3階層のユーザー管理機能により、「誰が」「いつ」「どの量の重さを計量したか」をログとして残すことが可能です。
①管理者（全ての権限を管理）
②スーパーバイザー（管理者より一部の権限を省く）
③操作者（計量操作のみに特化）
「Maxxisシリーズ PR5500/PR5900」 データの保存
SDカードおよびUSBメモリーポートを標準搭載することで、校正データのコピーや バックアップが容易になりました。
・ソフトウエアの修正・アップデート
・USBに計量結果を出力
・全ての設定データとデータベースを保存
「Maxxisシリーズ PR5500/PR5900」 システム例
台はかり計量 システム例
※アプリケーション-1
一般計量器としての用途以外に、アプリケーションによる使い分けができます。
例：充填用計量システム
※アプリケーション-2
重量データを上位システムへ展開する場合には、イーサネット通信・シリアル通信などの選択が可能となります。
例：充填用計量システム
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