- ミニチュア・小径ボールベアリング
Giga Protection®シリーズ 滅菌処理の過酷な熱と薬剤に耐え抜く医療用高耐食ベアリングソリューション
課題解決事例
Giga Protection®シリーズ
滅菌処理の過酷な熱と薬剤に耐え抜く
医療用高耐食ベアリングソリューション
歯科治療をはじめとする医療現場では、院内感染防止のための衛生管理が最優先事項です。
治療に使用される機器は、患者ごとに厳格な洗浄・滅菌処理が義務付けられていますが、
このプロセスは精密機器である医療器具にとって、非常に過酷な環境となります。
課題
歯科用ハンドピース等は、使用ごとに高温高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)や薬液洗浄が行われます。従来のベアリングでは、これらの熱や化学的侵襲により早期に腐食が発生し、回転不良を起こすケースが多発していました。その結果、機器の寿命が短くなり、頻繁な買い替えや修理による医療機関のコスト負担が大きな課題でした。
解決方法
当社は、滅菌プロセス特有の過酷な条件に対応するため、耐食性を飛躍的に高めた「Giga Protection®」シリーズを提案します。
新素材の採用により、高温高圧や腐食性物質による劣化を最小限に抑え、医療機器の長寿命化と安定した動作を実現します。
デンタルハンドピースの仕組みと回転性能
歯科治療で歯を削るために使われるデンタルハンドピース(エアタービンやマイクロモーター)は、先端のバーを毎分数十万回転という超高速で回転させる精密医療機器です。
この超高速回転を支えるのが、内部に組み込まれた極小のボールベアリングです。
わずかなブレも許されないため、極めて高い真円度と精度が求められます。
もしベアリングが劣化すると、振動や異音が発生して正確な治療ができなくなるだけでなく、不快な音が患者に恐怖心を与える原因にもなります。
滅菌・消毒プロセスと腐食リスクのジレンマ
医療機器は「清潔」でなければなりませんが、そのための滅菌工程が機器を「破壊」する要因となります。
オートクレーブ滅菌では、135℃前後の高温と高圧の蒸気にさらされ、さらに血液や唾液、生理食塩水などの腐食性物質も付着します。
これらは金属にとって最も錆びやすい条件です。
錆が発生するとベアリングの軌道面が荒れ、早期に破損します。
衛生管理を徹底すればするほど機器の寿命が縮むというジレンマがあり、医療現場では安全性と経済性の両立が難しい問題となっていました。
医療機器を支える「Giga Protection®」の技術
ハンドピース用ベアリングには、高速回転に耐える精度と、滅菌に耐えるタフさの両立が不可欠です。
「Giga Protection®」は、従来のステンレス材では防ぎきれなかった過酷な腐食環境においても、優れた耐性を発揮します。
これにより、滅菌処理を繰り返しても錆の発生を抑え、ハンドピースのカートリッジ(回転部)の交換頻度を大幅に低減します。
「壊れにくい」という信頼性は、医療従事者が安心して治療に専念できる環境を作り出し、経営コストの削減とともに、患者への安全で質の高い医療提供に貢献しています。
製品紹介動画
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