- 高剛性ローラーベアリング
工作機械での高荷重に耐え、且つ精度要求も満たす高剛性ローラーベアリング
課題解決事例
高剛性ローラーベアリング
工作機械での高荷重に耐え、
且つ精度要求も満たす 高剛性ローラーベアリング
課題
工作機械の回転テーブルにクロスローラーベアリング(分割式)を採用しているが、
- 機械にベアリングを取り付けるのが難しい
- 特に重量物の場合、切削時の大きな負荷によってたわみが生じ、加工精度が低下してしまう
解決方法
工作機械の回転テーブルへの取り付けが容易で高剛性を実現した myonic 製 アキシャル / ラジアルベアリングを採用!
採用のメリット
- 剛性が向上し、従来では不可能だった重量物の取り扱いやワーク傾斜角度を実現
- 剛性を保ちつつ、高速化にも対応可能
- 回転ブレを最小限に抑えた設計により、精度の高い切削加工を実現
- 取り付けが簡単なため、予圧調整が不要で作業工程を短縮
ローラーベアリングの種類
ミネベアミツミのローラーベアリングには大きく分けて3つの種類があります。
モーメント剛性はクロスローラーベアリング < 複列アンギュラローラーベアリング < アキシャル / ラジアルベアリングの順となります。
クロスローラーベアリング
円筒状のローラーを互いに90°の角度で交互に1列に並べて配置したベアリングです。
複列アンギュラローラーベアリング
円筒状のローラーを2列に並べて配置したベアリングです。
アキシャル / ラジアルベアリング(スリーローラーベアリング)
円筒状のローラーをアキシャル方向に2列、ラジアル方向に1列を組み合わせて配置したベアリングです。
アキシャルローラー2列+ラジアルローラー1列の組み合わせにより高剛性を実現
もともとローラーベアリングは線接触で荷重を支えるため、ボールベアリングに比べ高荷重に強い特徴があります。
アキシャルローラー2列+ラジアルローラー1列の組み合わせ構造を採用することで、軸に対して垂直・水平・傾斜方向とすべての方向からの荷重にも耐えられる高剛性なベアリングを実現します。
myonicのアキシャル / ラジアルベアリングは、特にモーメント(傾斜)剛性の向上にこだわり、設計を行っています。位置決め精度の向上や回転振れが発生しにくく、動作の安定化に貢献します。また、従来のベアリングに比べて剛性が高いため、シャフト径のサイズダウンを可能にし、機械の省スペース化が実現できます。
スクロールできます
|
比較項目 |
外周寸法 |
剛性 |
||
|---|---|---|---|---|
| ベアリング | 内径 | 外形 | モーメント | |
| タイプ | 型式 | mm | mm | kN/mrad |
| クロスローラー | AXCR 270-U | 270 | 400 | 44.0 |
| 複列アンギュラローラー | AXDR 260VX | 260 | 385 | 92.2 |
| アキシャル/ラジアル | AXRY 260-NGX | 260 | 385 | 135.5 |
剛性だけではなく高速回転にも対応可能
「剛性は欲しいけれど、高速回転も妥協できない」とお声に対して、回転性能も考慮した製品もお選びいただけます。
内部設計の最適化により、内外輪の温度差が少ない状態で高速かつ連続回転を実現します。
*社内評価に基づいて許容回転数を設定(冷却あり)。
*冷却方法についてご相談ください。
べアリング単体での振れ精度 (代表型式)
当社のアキシャル / ラジアルベアリングは、高い剛性と精度を特長としており、工作機械のテーブル軸やインデックスヘッドなど、高精度な回転が求められる用途に最適です。
ベアリング単体でのアキシャル振れ精度およびラジアル振れ精度は、以下の代表型式に示すとおりです。
スクロールできます
|
アキシャル/ラジアルベアリング |
振れ精度(μm) |
|||
|---|---|---|---|---|
| 型式 | 内径 | 標準 | PRR50* | PRR30* |
| AXRY 180 | 180 | 4 | 2 | - |
| AXRY 200 | 200 | 4 | 2 | - |
| AXRY 260 | 260 | 6 | 3 | 2 |
| AXRY 325 | 325 | 6 | 3 | 2 |
| AXRY 395 | 395 | 6 | 3 | 2 |
| AXRY 460 | 460 | 6 | 3 | 2 |
| AXRY 580 | 580 | 10 | 5 | 3 |
| AXRY 650 | 650 | 10 | 5 | 3 |
*PRR50,PRR30:高精度保証グレード。より厳しい振れ精度管理がなされています。
上記表の「高精度保証 (PRR50,PRR30)」グレードは、すでに高い振れ精度を提供しておりますが、更なる高精度を追求されるお客様におかれましては、個別の仕様や用途に応じて最適なソリューションをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。
容易な取り付けと予圧管理
当社のアキシャル / ラジアルベアリングは、お客様の現場での組み込み作業の効率化と精度の確保を目的として設計されています。
従来の多くのクロスローラーベアリング(分割式)に見られる、圧入や焼きばめといった特殊な手法を用いて取り付ける必要はありません。
この「ねじ止めによる予圧管理」の構造は、大型のベアリングを取り扱う際に特に大きなメリットを発揮します。大型部品の圧入や焼きばめは、設備面および作業面で高い難易度を伴いますが、ねじ止め方式を採用することで、現場での取り付け作業が大幅に容易になり、取り付け時間の短縮にもつながります。
高剛性ローラーベアリングに関するご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。