押上式電磁ブレーキ
押上式電磁ブレーキ(BG/BG-M型)は、機械の回転軸にブレーキシューを直接押し当てて回転軸を制動するブレーキで、水力発電所の発電機ローター等の大型の機械の制動に採用されています。
動作
ブレーキにDC電圧を入力すると電磁吸引力によってブレーキシューが移動し、回転体に押し付けられ制動をします。
DC電圧を遮断するとブレーキシューは回転体から離れ、制動力は無くなります。
特徴
大型機械の制動用ブレーキの代表である油圧式ブレーキに対し、油圧配管が不要なことから保守・メンテナンス性の面で優れるため、ランニングコストを抑えることができます。このため近年、油圧式ブレーキは電磁ブレーキに置き換えが進んでいます。
ミネベアミツミ製押上式電磁ブレーキは、押上力仕様として650N~9500Nの範囲をラインナップしているため、幅広く選定いただけます。