該当型式

60DCF-475 (1200W)
60DCF-477 (800W)
60DCF-478 (600W)



  • ご使用(組付、運転、保守、点検)の前に、必ず取扱説明書とその他の付属書類を熟読いただき、正しくご使用ください。
  • 機器の知識、安全の情報、注意事項のすべてについて習熟してからこ使用ください。
  • 取扱説明書は、必要なときに取り出して読めるよう大切に保管ください。

一般注意事項

  • 本製品は工業機器向けに開発されたものです。航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、生命維持装置、自動車、交通用信号機器、医療機器などのきわめて高い信頼性および安全性が必要とされる用途への使用はやめてください。
  • 仕様書(図面)ならびに本書に記載されている製品の使用条件や使用上の注意事項を逸脱して使用されるなど製品の誤った使用・不適切な使用に起因する障害に関して、弊社は一切その責任を負いません。参考図又は納入仕様書をご請求の上、ご確認ください。
  • 本書に記載されている製品の仕様、外観、構造などは性能向上、生産上の都合により予告なしに変更することがあります。

※安全注意事項のランクを「警告」「注意」として区分してあります。

危険 危険

取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される場合

注意 注意

取扱いを誤った場合、使用者が傷害を負う危険が想定される場合、および物的損害のみの発生が想定される場合

危険 危険: 1. 感電防止のために

  • 本製品を改造、分解しないでください。感電の原因となります。
  • 配線作業や点検は、電源遮断後 10 分以上経過した後にドライバー端子部をテスタなどで電圧が0V であることを確認してから実施してください。
  • ブロワー及びドライバーは、第三種以上の接地工事を実施してください。
  • 配線作業や点検は専門の技術者(第二種工事士以上が望ましい)が実施してください。
  • 本体を据え付けてから配線してください。感電、ケガの原因となります。
  • 濡れた手でブロワー及びドライバーに触れないでください。感電の原因となります。
  • ブロワーの電線は傷つけたり、無理に引張ったり、重いものを載せたり、挟み込んだりしないでください。感電の原因となります。
  • AC電源通電中(動作中、停止中)にブロワーのコネクタの抜き差しをしないで下さい。感電の原因となります。

危険 注意: 2. 火災防止のために

  • ブロワー及びドライバーが故障した場合は電源を遮断してください。大電流が流れ続けると火災の原因となります。
  • 制御入出力コネクタに AC 電源を接続しないでください。火災の原因となります。
  • ドライバーの通風孔をふさがないでください。火災の原因となります。
  • ブロワーの吸気口又は吐出口を完全にふさいだ状態で使用しないでください。火災の原因となります。

危険 注意: 3. 障害防止のために

  • 各端子には決められた電圧範囲以外は印加しないでください。破裂・破損などの原因となります。
  • 端子接続を間違えないでください。破裂・破損などの原因となります。
  • 極性(+-)を間違えないでください。破裂・破損などの原因となります。
  • 通電中や電源遮断後のしばらくの間は、ブロワー及びドライバーは高温になっておりますので触らないでください。やけどの原因となります。
  • ブロワーの吸気口、吐出口、ドライバーの通風孔に工具や指などを近づけないでください。けがや破損の原因となります。

注意 注意: 4. 諸注意事項

次の注意事項についても十分留意ください。取り扱いを誤った場合には思わぬ事故・感電・けがなどの原因となります。

(1) 運搬・据付けについて

  • 製品の重量に応じて、正しい方法で運搬してください。けがの原因となります。
  • 多段積をおやめください。
  • ブロワーの据付けは本体取付足で行い、吸気口あるいは吐出口にての直接据付けはやめてください。
  • ドライバーの据付は本体取付足で行い図示方向以外での取付はやめてください。
  • 据付けは重量と振動に十分耐えうる所に取り付けてください。
  • 損傷しているブロワー、ドライバーを据え付けて運転しないでください。
  • 運搬時にはカバーやリード線を持たないでください。破損することがあります。
  • 製品の上に乗ったり、ものを載せないでください。
  • ブロワーの配管方向(吸気と吐出)は必ずお守りください。
  • ブロワーの吸気口、吐出口へ配管せずに、そのままご使用になる場合には安全確保のため吸気口、吐出口へ必ず適当な保護わく又は保護網を取付けてください。
  • ブロワー及びドライバー内部にねじ・金属片などの導電性異物や油などの可燃性異物やその他ブロワーの回転に影響を与える異物が混入しないようにしてください。
  • ブロワー及びドライバーは精密機器なので、落下させたり、強い衝撃を与えないでください。
    次の環境条件でこ使用ください。次の環境条件以外で使用すると故障の原因となります。
    • 周囲温度: 0℃ から +50℃(凍結のないこと)
    • 周囲湿度: 90 % RH 以下(結露のないこと)
    • 保存温度:-20℃ から +65℃
    • その他:屋内で使用。腐食性ガス、引火性ガス、オイルミスト、粉塵のないこと。
    • 標高:海抜 1000m 以下
    • 振動:5.9m/s2 以下( JISC0911 準拠)
  • 密閉した場所での使用を避け、風通しのよい場所でご使用ください。

(2) 配線について

  • AC 電源入力の ロード(電源相)(ACL)とニュートラル(接地相)(ACN)は正しく接続してください。
  • FG端子にはAC電源を入力しないでください。
  • ブロワーへの保護のために 15A の過負荷保護装置(ブレーカーや電磁開閉器)を接続してください。
  • 絶縁抵抗、絶縁耐圧試験は実施しないでください。

(3) 試運転について

  • ブロワー及びドライバーが故障しても他の機器に影響のないように配慮してください。

(4) 使用方法について

  • 制御入力信号を与えたまま AC 電源を投入しないでください。ブロワーは突然再始動します。
  • AC 電源のブレーカーや電磁開閉器でブロワーの始動/停止はしないで下さい。必ず制御入力信号で始動/停止を実施してください。
  • ノイズフィルタをブロワーの近くに設置して電磁障害の影響を小さくしてください。

(5) 異常時の処置について

  • ブロワーが故障しても機械、装置が危険な状態にならないように配慮してください。

(6) 保守点検について

  • 下記内容を最低1年毎に行う様にしてください。
  • 動作時に異状(異音等)が出ていない事を確認してください。
  • ブロワーの通風孔、吸気口、ドライバーのカバーにほこりが付着していれば取り除いてください。

(7) 使用中の注意事項

  • ご使用中に異音や異臭が感じられたら直ちに AC 電源と制御入力信号を遮断して使用を中止して販売元までご連絡ください。

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