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高圧ブロワ

70DCF安全上のご注意

  • ミネべアミツミ製品をご採用いただき、ありがとうこざいます。
  • ご使用(組付、運転、保守、点検)の前に、必ず取扱説明書とその他の付属書類を熟読いただき、正しくご使用ください。
  • 機器の知識、安全の情報、注意事項のすべてについて習熟してからご使用ください。
  • 取扱説明書は、必要なときに取り出して読めるよう大切に保管すると共に必ず最終需要家までお届けいただくようお願いいたします。
一般注意事項
  • 本製品は工業機器向けに開発されたものです。航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、生命維持装置、自動車、交通用信号機器、医療機器などのきわめて高い信頼性及び安全性が必要とされる用途への使用はやめてください。
  • 仕様書(図面)ならびに本書に記載されている製品の使用条件や使用上の注意事項を逸脱して使用されるなど製品の誤った使用・不適切な使用に起因する障害に関して、弊社は一切その責任を負いません。参考図又は納入仕様書をご請求の上、ご確認ください。
  • 本書に記載されている製品の仕様、外観、構造などは性能向上、生産上の都合により予告なしに変更することがあります。
  • 屋外での使用は行わないでください。
  • この<安全上のご注意>では、安全注意事項のランクを「警告」「注意」として区分してあります。
警告警告
取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される場合
注意注意
取扱いを誤った場合、使用者が傷害を負う危険が想定される場合、および物的損害のみの発生が想定される場合
重 要
製品を正しくお使い頂く為に、必ず守って頂きたい事項を、本文中の関連する項目に記載しています。

注意注意 に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも重要な事項を記載していますので、必ず守ってください。

警告警告: 1. 感電防止のために
  • 本製品を改造、分解しないでください。感電の原因となります。
  • 配線作業や点検は、電源遮断後10分以上経過した後にドライバー端子部をテスタなどで電圧がOVであることを確認してから実施してください。
  • ブロワー及びドライバーは、C種以上の接地工事を実施してください。
  • 配線作業や点検は専門の技術者(第二種工事士以上が望ましい)が実施してください。
  • 本体を据付けてから配線してください。感電、ケガの原因となります。
  • 濡れた手でブロワー及びドライバーに触れないでください。感電の原因となります。
  • ブロワーの電線は傷つけたり、無理に引張ったり、重いものを載せたり、挟み込んだりしないでください。感電の原因となります。
  • AC電源通電中(動作中、停止中)にブロワーのコネクタの抜き差しをしないでください。
    感電の原因となります。
注意注意: 2. 火災防止のために
  • ブロワー及びドライバーが故障した場合は電源を遮断してください。大電流が流れ続けると火災の原因となります。
  • 制御入出力コネクタにAC電源を接続しないでください。火災の原因となります。
  • ドライバーの吸気口、通風口をふさがないでください。火災の原因となります。
  • ブロワーの吸気口又は吐出口を完全にふさいだ状態で使用しないでください。火災の原因となります。
  • ブロワーの通風口をふさいだ状態で使用しないでください。火災の原因となります。
  • ブロワー周辺に可燃物を置かないでください。
警告警告: 3. 障害防止のために
  • ブロワーの吸気口・吐出口から内部に絶対に指・手を入れないでください。
    負傷する危険があります。
  • ブロワーの通風口から内部に絶対に指・手を入れないでください。
    感電・負傷する危険があります。
注意注意: 3. 障害防止のために
  • 各端子には決められた電圧範囲以外は印加しないでください。
    破裂・破損などの原因となります。
  • 端子接続を間違えないでください。破裂・破損などの原因となります。
  • 極性(+-)を間違えないでください。破裂・破損などの原因となります。
  • 通電中や電源遮断後のしばらくの間は、ブロワー及びドライバーは高温になっておりますので触らないでください。火傷の原因となります。
  • ブロワーの吸気口、吐出口、通風口、ドライバーの吸気口、通風口に工具や異物などを近づけないでください。
    異物の巻き込みや、異物破損によるけが、ブロワーの破損の原因となります。
  • 吸気口は異物を吸い込まないよう配慮してください。
  • 吐出空気を大気に放出する場合も、異物が出ないよう配慮してください。
警告警告: 4. 諸注意事項

次の注意事項についても十分留意ください。取り扱いを誤った場合には思わぬ事故・感電・けがなどの原因となります。

  • 本ブロワーは防爆構造品ではありません。
    爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気の場所で運転すると、モーターが焼損した際に爆発する危険があります。
  • 設置、接続、運転、操作、点検、故障診断の作業は、適切な資格を有する人が行って下さい。火災、けがの原因になります。
注意注意: 4. 諸注意事項

次の注意事項についても十分留意ください。取り扱いを誤った場合には思わぬ事故・感電・けがなどの原因となります。

(1) 運搬・据付けについて

  • 製品の重量に応じて、正しい方法で運搬してください。けがの原因となります。
  • ブロワー、ドライバーを3段以上積まないでください。
  • ブロワーの据付けは本体取付足で行い、吸気口あるいは吐出口にての直接据付けはしないでください。
  • ドライバーの据付けは本体取付足で行い図示方向以外での取付はしないでください。
  • 据付けは重量と振動に十分耐えうる所に取り付けてください。
  • 損傷しているブロワー、ドライバーを据付けて運転しないでください。
  • 運搬時にはカバーやリード線を持たないでください。破損することがあります。
  • 製品の上に乗ったり、ものを載せないでください。
  • ブロワーの配管方向(吸気と吐出)は必ずお守りください。
  • ブロワーの吸気口、吐出口へ配管せずに、そのままご使用になる場合には安全確保のため吸気口、吐出口へ必ず適当な保護わく又は保護網を取付けてください。
  • ブロワー及びドライバー内部にねじ・金属片などの導電性異物や油などの可燃性異物やその他ブロワーの回転に影響を与える異物が混入しないようにしてください。
  • ブロワー及びドライバーは精密機器のため、落下させたり、強い衝撃を与えないでください。
  • 次の環境条件でご使用ください。次の環境条件以外で使用すると故障の原因となります。
    • 周囲温度:0℃から+50℃(凍結のないこと)
    • 周囲湿度:20~80%RH(結露のないこと)
    • 保存温度:-20℃~+65℃
    • その他:屋内での使用とし、腐食性ガス、引火性ガス、オイルミスト、粉塵のないこと。
    • 標高:海抜1000m以下
    • 振動:有害な振動や衝撃が加わらないこと。
  • 密閉した場所での使用を避け、風通しのよい場所でご使用ください。

(2) 配線について

  • AC電源入力のロード(電源相)(ACL)とニュートラル(接地相)(ACN)は正しく接続してください。
  • ブロワー、ドライバー共にFG端子に必ず接地(C種以上)接続をしてください。
  • FG端子にAC電源を入力しないでください。
  • ブロワーへの保護のために20Aの過負荷保護装置(ブレーカーや電磁開閉器)を接続してください。
  • 絶縁抵抗、絶縁耐圧試験は実施しないでください。

(3) 試運転について

  • ブロワー及びドライバーが故障しても他の機器に影響のないように配慮してください。

(4) 使用方法について

  • ブロワーとドライバーは、指定された組み合わせで使用してください。火災の原因になります。
  • 制御入力信号を与えたままAC電源を投入しないでください。ブロワーは突然始動します。
  • AC電源のブレーカーや電磁開閉器でブロワーの始動/停止はしないでください。必ず制御入力信号で始動/停止を実施してください。
  • ノイズフィルタをブロワーの近くに設置して電磁障害の影響を小さくしてください。
  • ブロワーの吐出口を全閉付近で使用する際は、吐出空気温度が高くなります。必ず温度を確認の上、仕様範囲内でのご使用してください。
  • モーター部は、正常な運転でも表面温度が70度を超えることがあります。他の装置から熱を受けないように取付け箇所に配慮してください。密閉した場所での使用を避け、風通しのよい場所でご使用ください。ブロワーの運転中、運転直後にモーターとドライバーに触れないようしてください。
  • 吸気口については、ダクトを接続しないで使用する場合、共鳴して高周波の音が出る場合があります。その際は、ダクト接続用のホースをご使用ください。
  • 吸気口については、全閉付近で使用しないでください。
  • 空気以外は吸い込ませないでください。
  • 相対湿度100%の空気を吸い込むと、温度変化によって、結露する場合があります。(水滴が出来る)結露する空気を吸い込むことで、水滴が漏れ出る可能性があります。結露水によりモーター部が濡れた場合は漏電、及び漏電による焼損の可能性があります。また、繰り返しの結露が発生した場合は、構成部材にさびが発生する事があります。また、場合によっては、ブロワーの寿命が短くなる可能性があります。

(5) 異常時の処置について

  • ブロワーが故障しても機械、装置が危険な状態にならないよう非常停止装置を設置してください。
  • ブロワーの保護装置が働いた場合は、エラー内容に応じてその原因を取り除いた事をご確認いただき、再び電源を投入してください。

(6) 保守点検について

  • 下記内容を最低3ヶ月毎に行う様にしてください。
  • 動作時に異状(異音等)が出ていない事を確認してください。
  • ブロワーの通風口、吸気口、ドライバーの通風口、吸気口にほこりが付着していれば取り除いてください。
  • 運転直後は、各部の温度が上昇しています。十分に温度が下がった事を確認してから触れる様にしてください。火傷の原因になります。

(7) 保管について

  • 保管期間は6ケ月以内にとどめてください。
  • 梱包した状態で保管する場合は、屋内の温度変化の少ない、乾燥した場所で保管してください。
  • 据付けた状態の場合は、外部からの水、油、ほこり、振動、熱の影響を受けない様、配慮してください。

(8) 廃棄について

  • 一般産業廃棄物として処置してください。

(9) 使用中の注意事項

  • ご使用中に異音や異臭が感じられたら直ちにAC電源と制御入力信号を遮断して使用を中止して販売店までご連絡ください。

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