1. 回転機器

レゾルバ

レゾルバの製品画像

VRレゾルバ(可変磁気抵抗型レゾルバ)は、モーターの回転角度を検出しアナログ信号として出力する角度変位センサーです。ローター側に巻線(コイル)やブラシがなくシンプルな構成のため、熱・振動・粉塵など過酷な環境下でも優れた耐久性を発揮し、装置の長寿命化や安定稼働に貢献します。
さらに、ミネベアミツミのVRレゾルバは、銅線を巻き付ける際の角度精度を許容規格値の半分以内に収める高度な製造技術により、高精度な角度検出を実現しています。
また、耐久性向上のため結線部には通常のはんだ付けではなく、TIG(タングステン・イナート・ガス)溶接を採用しました。金属が玉状に溶けて銅線を包み込むことで強力に接合されるため、振動などの断線リスクを低減します。この玉形状は目視検査が容易であり、万が一の接合不良(玉の倒れやつぶれなど)も製造工程で確実に発見できるため、お客様の製品の品質と信頼性を高めます。

用途

  • 自動車、EV

  • 電動パワーステアリング

  • スピードメーター

  • ハイブリッドカー

  • 電動パワーステアリング

  • インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)

  • ブレーキ・バイ・ワイヤー(BBW)

  • ステア・バイ・ワイヤー(SBW)

  • バルブコントロール

レゾルバの型式一覧

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スクロールできます

型式

軸倍角

ステータ外径
[mm]

ロータ内径
[mm]

10VRX 2X-4X 25 6
15VRX 2X-5X 37 12
21VRX 2X-8X 52 18
26VRX 2X-8X 66 30
40VRX 2X-6X 101 45
52VRX 2X-6X 132 52
63VRX 2X-8X 160 93

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よくあるご質問(FAQ)

ブラシレスレゾルバとVRレゾルバの違いは何ですか?
ブラシレスレゾルバはローター側に巻線を持ちロータリートランスで信号を伝達しますが、VRレゾルバはローターに巻線を一切持たない点が異なります。
ブラシレスレゾルバ:
一般的なサーボ用途において高い精度を発揮しますが、ローター側への励磁や出力のために内部へ回転トランスを設ける必要があり、構造の複雑化や軸方向サイズの増大につながります。
VRレゾルバ(可変リラクタンス型):
ローターが特殊形状の電磁鋼板(鉄心)のみで構成されています。すべてのコイルをステーター側に集約配置することで、大幅な薄型・軽量化と低コスト化を実現しており、スペースに制限のあるEV用駆動モーターや高回転用途における標準となっています。
選定に迷われた際はお気軽にご相談ください
レゾルバとエンコーダの違いは何ですか?
レゾルバはアナログの電磁誘導を利用するのに対し、エンコーダは光や磁気を用いてデジタル信号を出力する点が異なります。
エンコーダは高精度な位置検出に優れていますが、光学式などの場合は埃や振動、高温環境に弱い弱点があります。一方、レゾルバはトランスと同じ構造を持つため、過酷な環境下でも高い信頼性を発揮し、長期的な耐久性を要求される産業機器や車載モーターの角度検出に最適です。
VRレゾルバがEV(電気自動車)の駆動モーターに採用される理由は何ですか?
EVの駆動モーターにVRレゾルバが採用される理由は、100度を超える高温環境や激しい振動下でも故障せず、安定したトルク制御を実現できるためです。
駆動モーターは発熱が大きく、エンコーダなどの光学センサーでは熱による素子の劣化や誤動作が避けられません。鉄と銅線のみで作られ、ブラシや電子部品を持たないVRレゾルバは、高い耐熱性と耐震性を備え、さらに油や汚れに対する耐性も強いため、自動車のシビアな安全基準を満たす最適な角度センサーとして広く標準採用されています。
レゾルバの変換精度に影響を与える要因は何ですか?
レゾルバの変換精度は、ローターとステーター間のエアギャップのばらつき、取り付け時の軸の偏心、および外部からの漏れ磁束などによって低下します。
特にVRレゾルバは磁気抵抗の変化を利用するため、部品の加工精度やモーターシャフトへ組み込む際の同心度が直接的に出力信号の歪みに繋がります。また、モーター本体からの強力な漏れ磁束や、ケーブルへの電磁ノイズ混入も誤差の原因となるため、磁気シールドの適切な配置やツイストペアシールドケーブルの使用といったノイズ対策が重要です。
レゾルバの出力信号(SIN/COS)はどのように処理されますか?
レゾルバから出力されるアナログのSIN/COS変調信号は、レゾルバデジタルコンバーター(RDC)に入力されてデジタルの角度データに変換されます。
RDCは、入力された2つの信号の比率(正接など)を計算することで、励磁信号の振幅変動や温度変化によるノイズの影響を相殺し、高精度な角度情報を算出します。算出されたデジタルデータは、シリアル通信やパラレルインターフェースを通じてモーターコントローラーや上位の制御システムに送られ、リアルタイムのトルク制御や位置制御に活用されます。

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