オープンループ制御(開ループ制御)(おーぷんるーぷせいぎょ(かいるーぷせいぎょ))
オープンループ制御(開ループ制御)とは、コントローラからモーターへ一方的に信号を送るのみで、実際の動作結果である位置や速度を検出して「フィードバック」しない制御方式です。状態を確認するためのセンサーや複雑な計算回路が不要なため安価で故障しづらく、停止所の微小な振動(ハンチング)がないといったメリットがあります。その一方、信号と実際の動きでズレが発生しても、それを検知して修正することはできない弱点があります。
オープンループ制御のモーターには、回転を検知するセンサー(エンコーダ)が付いていません。例えば1パルスで1.8°回転するステッピングモーターの場合、コントローラが100パルスを送り終えた時点で、システム側は「180°回転して目的地に着いた」と判断します。このとき実際には負荷などの影響で99パルス分(178.2°)しか回転していなかったとしても、コントローラはそれを知る術がないため、そのまま次の処理へ進んでしまいます。このオープンループ制御と対になる、センサーで実際の動きを監視してズレを自動で補正する制御方式を「クローズドループ制御(閉ループ制御)」と呼びます。