ミネベアミツミのリニアレギュレーター(LDO)は、CMOSプロセスとバイポーラプロセスそれぞれの強みを生かした特長ある製品をラインアップしています。100mAから1.5Aの出力電流に対応し、ソフトスタート、逆流保護、オートディスチャージ等の付加機能に加え、出力電流検知、温度センサ出力等の特殊機能付き製品を提供しています。

概要

本ICは、過電流検知機能とOCPオートリトライ機能付きの1A LDOです。
過電流検知機能は、外付けのRsc抵抗で過電流検知の閾値電流を設定し、負荷電流が閾値電流を超えた場合にエラーフラグを出力します。
OCPオートリトライ機能は過電流保護を間欠動作させることで、過電流時の発熱を大幅に抑えることが可能です。

  • ・AV機器
    ・撮影/撮像機器
    ・事務機/プリンタ
    ・白物家電
    ・カーインフォテインメント機器

  • 過電流検出
    OCPオートリトライ
    ソフトスタート

  • 出力電流
    [mA]
    1000
    絶対最大
    定格
    [V]
    7.0
    推奨動作電圧
    Min.
    [V]
    1.60
    推奨動作電圧
    Max.
    [V]
    6.5
    出力電圧
    Min.
    [V]
    1.00
    出力電圧
    Max.
    [V]
    5.00
    出力電圧精度
    [%]
    ±1.0
    無負荷時消費電流
    [μA]
    130.0
    入出力電圧差
    [V]
    0.46
    リップル除去率
    [dB]
    65
    出力容量
    [μF]
    1.00
    回路構成 1ch LDO + 過電流検知回路
    動作周囲温度
    Min.
    [℃]
    -40
    動作周囲温度
    Max.
    [℃]
    105
    OFF時消費電流
    Typ.
    [μA]
    0.10
    ショート検知精度
    [%]
    ±23
    保護機能 過電流保護(オートリトライ), サーマルシャットダウン
    付加機能 ON/OFF コントロール, オートディスチャージ, 過電流検知, ソフトスタート

  • 関連データ

カスタム

  • ※
    カスタム製品は量産を前提としております。少ロットの場合は要相談となります。

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よくあるご質問(FAQ)

使用中のICが突然生産中止になり、代替品として再設計が必要です。相談にのってくれませんか?
お客様専用のIC を設計する、カスタムIC でのご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせください。

ミネベアミツミ製リニアレギュレータ(LDO)の評価用ボードやサンプルはどのように手配できますか?
お問い合わせフォームよりお問い合わせいただくことで、評価用サンプルおよび評価ボードの入手が可能です。
実機評価や回路検証をスムーズに進めるため、各LDO製品のサンプルICおよび測定・評価がすぐに行える専用の評価ボード(EVB)をご提供しています。まずはお問い合わせフォームからお気軽にお問合せください。
ミネベアミツミのLDO製品はRoHS指令や環境規制に対応していますか?
すべての製品においてRoHS指令に適合しており、ハロゲンフリーやREACH規制などの各種環境基準に対応しています。
ミネベアミツミグループの厳格な環境管理基準に基づき、有害物質の使用制限に関する国際規格に準拠した製造を行っています。環境負荷物質を排除した鉛フリーメッキやハロゲンフリー樹脂の採用を徹底しており、グローバルに展開される民生機器から車載・産業機器まで安心してお使いいただける環境品質を担保しています。
小型モバイル機器やウェアラブルデバイスに適したリニアレギュレータ(LDO)の選定ポイントは何ですか?
実装面積を極小化できる超小型パッケージと、待機電力を極限まで抑える超低静止電流特性を重視して選定します。
制限された基板スペースに収めるための外形寸法はもちろん、熱設計の観点から許容損失に余裕を持たせることが重要です。また、バッテリー電圧の低下時でも安定して動作できるようドロップアウト電圧が低いモデルを選定し、システム待機時の自己消費電流(Iq)を低く抑えられるICを選択することが長寿命化の鍵となります。
リニアレギュレータ(LDO)を選定する際に優先して確認すべき技術パラメータは何ですか?
入力電圧範囲、出力電圧・電流、ドロップアウト電圧、静止電流、PSRR、許容損失、パッケージサイズの7項目が主要指標です。
仕様選定時にはまず動作させる電源ラインの入力電圧と必要な出力電圧・最大供給電流を確認します。次に、入出力電圧差の限界を示すドロップアウト電圧、省エネ性能を左右する静止電流、電源ノイズ耐性を示すPSRRをチェックし、最終的に発熱に伴う許容損失と実装面積に適合するパッケージタイプを選択します。
ドロップアウト電圧とは何ですか、また数値が低いことのメリットは何ですか?
ICが正常動作するために必要な最小の入出力電圧差であり、低いほど電池寿命の延長や高効率化が可能になります。
ドロップアウト電圧(極低損失電圧)が低いLDOを使用すると、入力電圧が出力電圧の近くまで低下しても安定した電圧を出力し続けることができます。これにより、バッテリーのエネルギーを最後の電圧降下まで使い切ることができ、システム全体の電力変換効率を向上させるとともに、熱の発生を最小限に抑える効果があります。
静止電流(Iq)とは何ですか、またミネベアミツミ製品の強みは何ですか?
無負荷時にIC自体が消費する電流のことで、ミネベアミツミでは低静止電流製品を豊富にラインアップしています
静止電流(Quiescent Current)は、リニアレギュレータ(LDO)内部の制御回路を駆動するために常に消費される電力です。ミネベアミツミの低Iq製品群は、数100nAレベルの極小化を実現しており、機器が待機状態(スリープモード)にある時間の割合が高いシステムにおいて、無駄な電力消費を大幅にカットして稼働時間を伸ばします 。
リニアレギュレータ(LDO)回路における発熱対策と許容損失の確認方法はどのようになりますか?
入出力電圧差と出力電流の積から熱損失を算出し、熱抵抗と周囲温度をもとに許容損失内に収まるよう設計します。
リニアレギュレータ(LDO)は熱として余分なエネルギーを放散するリニア動作を行うため、電力損失(P = (入力電圧 - 出力電圧) × 出力電流)の把握が必須です。この電力損失にパッケージの熱抵抗を乗じた値が上昇温度となり、ジャンクション温度が絶対最大定格を超えないよう、基板の銅箔パターン面積の確保や適切なパッケージ選択による放熱設計を行わなければなりません。
リニアレギュレータ(LDO)の出力コンデンサを選定する際の注意点や推奨仕様は何ですか?
発振を防ぎ安定動作させるため、推奨される静電容量値と等価直列抵抗(ESR)範囲を満たす積層セラミックコンデンサを選びます。
リニアレギュレータ(LDO)は内部帰還ループの位相余裕を保つため、出力コンデンサの静電容量とESR(Equivalent Series Resistance)に大きな影響を受けます。特に小型の積層セラミックコンデンサを使用する場合は、DCバイアス特性や温度特性による容量低下を考慮し、データシートに記載された推奨容量と安定動作領域(ESR領域)を確実に確保することが重要です。
リニアレギュレータ(LDO)とDC-DCコンバータの使い分け基準は何ですか?
低ノイズ性や回路構成の簡略化を優先する場合はLDOを、高い電力変換効率や大電流を重視する場合はDC-DCを選びます。
LDOは外付け部品が少なく低コストかつノイズが非常に少ないため、小電流ラインやノイズを嫌うアナログ回路に好適です。一方、入出力電圧差が非常に大きい場合や大電流を供給する場合は、LDOでは発熱が過大となるため、高効率なスイッチング方式であるDC-DCコンバータを採用するのが一般的です。
ミネベアミツミのリニアレギュレータ(LDO) ICに標準搭載されている保護機能には何がありますか?
過電流保護、サーマルシャットダウン、逆流防止、低電圧誤動作防止機能(UVLO)などが製品に応じて搭載されています。
出力の短絡や過負荷時にICと後段回路の破壊を防ぐフォールドバック型過電流保護回路や、IC内部の温度上昇を検知して自動的に出力をシャットダウンする熱保護回路が組み込まれています。さらに入力電圧低下時の不規則動作を防ぐUVLO機能や、出力電位が入力を上回った際の逆電流を防ぐ回路構成などを備え、システムの高度な安全性を確保します。
サーマルシャットダウン(TSD)と過電流保護(OCP)の動作特性について教えてください。
過電流保護は定格以上の電流による破壊を防ぎ、サーマルシャットダウンはジャンクション温度の上昇を検知して停止させます。
OCP(Over Current Protection)は出力電流が既定値を超えた際に電流を制限し、素子の熱破壊を防ぎます。一方、TSD(Thermal Shutdown)は基板の発熱や周囲温度の上昇によりチップ温度が規定値(例:150℃前後)に達した際に回路をオフにし、温度が低下すると自動復帰または保持動作を行い、継続的な高熱破壊からICを保護します。
オートディスチャージ機能(急速放電機能)を備えたリニアレギュレータ(LDO)のメリットは何ですか?
ICがOFFになった際に出力電位を速やかに0Vへ落とし、後段マイコンの誤動作やシーケンス異常を防止できる点です。
イネーブルピン等でLDOをOFFにした際、出力端子に接続された大きなコンデンサの残留電荷を内部の放電用Nch MOSスイッチを通じて急速に放電します。これにより、マルチ電源システムにおいて電源立ち下げ順序(電源シーケンス)を守ることが可能になり、後段のロジックICやマイコンのラッチアップや誤動作のリスクを最小限に抑えられます。
ソフトスタート機能を搭載したリニアレギュレータ(LDO)の役割は何ですか?
起動時の突入電流を抑制し、入力電源ラインの電圧降下や他の周辺デバイスへの影響を防ぐ役割を果たします。
LDOが立ち上がる際、出力コンデンサへの急速な充電に伴って大きな突入電流(インラッシュカレント)が発生することがあります。ソフトスタート機能は、内部基準電圧を緩やかに立ち上げることで出力電圧の傾きを制御し、突入電流を制限して入力電源の過度な電圧ドロップやシステム全体の誤動作を防止します。
高入力電圧に対応する高耐圧リニアレギュレータ(LDO)はどのような産業機器に使われますか?
産業機器、スマートメーター、車載機器など、バッテリー高電圧やスパイク電圧が直接加わる電源ラインに使用されます。
24Vラインに対応する産業用制御機器や、複数のリチウムイオン電池が直列接続された高電圧バッテリーパックの常時電源用として活用されます。サージ電圧や急激な入力変動に対しても余裕を持った耐圧設計が施されており、降圧動作を行いつつ内部制御回路へ安定した電源を長期間にわたり安全に供給します。
ミネベアミツミの超低消費電流LDOはどのような用途に最適ですか?
長時間駆動が求められるモバイル機器、IoTデバイス、ウェアラブル機器、スマートメーター などのバッテリー駆動製品に最適です。
待機状態が長く続くバッテリー駆動システムにおいて、電源IC自体が消費する電力を極限まで削減することでシステム全体の省電力化を実現します。コイン電池や小型リチウムイオン電池を採用するヘルスケア機器やスマートホーム用センサー端末など、頻繁な電池交換が困難な環境下で動作する電子機器の寿命延命に大きく貢献します。
高PSRR・低ノイズ特性を持つリニアレギュレータ(LDO)の用途は何ですか?
ノイズに敏感なRF回路、CMOSイメージセンサー、高精度アナログセンサー、医療機器の電源回路などで要求されます。
スイッチング電源で発生する高周波ノイズや入力ラインからの電源リップルを強力に減衰させるため、出力電圧のノイズ低減、高精度化に不可欠です。ミネベアミツミの低ノイズLDOは、通信性能の安定化や画像データのノイズ低減、生体信号の微細な測定をサポートするクリーンな直流電圧を供給します。
ミネベアミツミのLDO ICの主な特長は何ですか?

ミネベアミツミのLDOは、低消費電流技術、小型パッケージ、優れた高PSRR・低ノイズ性能を兼ね備えている点が特長です。

長年培われたアナログ半導体設計技術により、IoT機器やウェアラブル端末のバッテリー持続時間を最大化する静止電流製品を豊富に展開しています。また、高精度な電圧調整とリップル除去性能により、感度の高いRF回路やセンサ駆動用電源としても高い信頼性を獲得しています。さらに基板高密度実装に寄与する超小型WLCSPなどの多様なパッケージラインナップも強みです。

ミネベアミツミのLDOで採用されている主なパッケージ形態は何ですか?

標準的なSOT-23やSC-82に加え、基板占有面積を大幅に削減できる超小型WLCSPやDFNパッケージを揃えています。

汎用性の高いリード付きパッケージから、スマートフォンや小型モジュール向けのリードレス超小型パッケージまで多様なニーズに対応可能です。特に薄型DFNパッケージやWLCSP(Wafer Level Chip Scale Package)は、実装基板の省スペース化と薄型化を強力に推し進め、高密度実装が求められる高度な小型機器の設計自由度を高めます。

他社製LDOからの置き換え(クロスリファレンス)に関するサポートはありますか?

ピン互換製品のご提案や技術サポートを提供しており、スムーズな置き換え評価をお手伝いいたします。

他社メーカーの主要なLDO型番に対して、パッケージ形状やピン配置、電気的特性が同等以上のミネベアミツミ製品を速やかにご提案する体制を整えています。 部品調達リスクの分散(BCP対策)やコスト低減、性能向上を目的に置換をご検討の設計者様に対し、資料のご提供や代替品選定のサポートを行っています。 また、お客様専用のカスタムICを製造する体制がございます。お気軽にお問い合わせください。

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