1. 技術情報
  2. 回転機器
  3. ハイブリッドステッピングモーター

カタログ品だけじゃない!ステッピングモーター カスタム完全ガイド 【ハイブリッド編】

トルク不足や配線の手間…「ちょっとした不便」を解消するには?

トルク不足や配線の手間…「ちょっとした不便」を解消するには?

カタログスペック上のモーターでは「あと少しトルクが足りない」「シャフトの長さが合わない」「配線が手間」といった課題に直面することは少なくありません。ミネベアミツミでは、こうした「ちょっとした要望」から「本格的な仕様変更」まで、ハイブリッドステッピングモーターの幅広いカスタム対応を行っています。本記事では、その具体的なカスタム内容とカスタム事例について詳しく解説します。

全6ページにわたる詳細資料では、サイズごとの対応早見表も完備。本記事では紹介しきれなかったカスタムも画像でご確認いただけます。具体的な設計検討に役立つ保存版として、ぜひ以下よりダウンロードしてご活用ください。

ダウンロード

1. ミネベアミツミのステッピングモーター カスタムオプション

2. トルク不足を解消する「巻線変更」

ピークトルクの調整例
ピークトルクの調整例

抵抗値調整や巻き線の変更を行うことで、モーターの寸法を変えることなく、使用したい複数の使用回転数(周波数)帯にピークトルクを調整することが可能です。

巻線変更A:高速域に強いトルクのモーター
巻線変更B:低速域に強いトルクのモーター

3. 工数を減らすリード線・コネクタの一本化

コネクタのカスタム例
コネクタのカスタム例

標準仕様では、リード線長300mm、バラ線出しでご提供しておりますが、コネクタの取り付けはもちろん、ケーブルのチューブ化や、識別用のマーキングチューブ印字など、現場での作業ミスを防ぐ細やかな仕様変更に対応します。

  • 主要コネクタに対応:HRS / JST / JWT/ TE 他
  • リード線はUL/CSA標準対応

対応リード線長などの詳細情報はダウンロード資料、P6「カスタム対応早見表」をご参照ください。

4. シャフト形状・長さ・径の加工

シャフトのカスタム例
シャフトのカスタム例

モーターシャフト端のDカットや溝・穴加工など、取り付け場所や出力軸周りの仕様に合わせたカスタム加工も可能です。またプーリー、ウォームギアなどの動力伝達部品も、モーターの用途や使用条件に合わせた材料選定、設計を行います。モーターと一体型でのご提供により、工数削減にも貢献します。

追加工: Dカット、穴あけ、溝加工、ピン圧入、ローレット加工など、取り付け方法に合わせた加工が可能
部品の一体化: プーリーやギアなどをあらかじめモーターに取り付けて納品することで、お客様側での組み立て工数を削減
長さ・径の変更: カタログにない長さや、軸径の変更、両軸化に対応

シャフト形状・仕様例の一覧は画像付きでダウンロード資料に掲載しております。

5. 高精度な制御と安全性を高めるエンコーダ・電磁ブレーキタイプ

より高精度な制御や、安全性を高めるためのセンサ、エンコーダ、電磁ブレーキ付きもモーター一体型でご提供します。
簡易的な回転検知が可能な「ホールIC」から、高精度な位置決めを行う「光学式/磁気式エンコーダ」、さらに電源OFF時も位置情報を保持する「アブソリュートエンコーダ」まで、用途に合わせたモーターをお選びいただけます。
さらに電磁ブレーキ付きは電源OFF時にトルクを保持するため、上下駆動軸の落下を防止し、外圧による連れ回りを防止します。

失敗しないエンコーダ付きステッピングモーターの選び方

6. 管理品質を高めるトレーサビリティ「銘板ラベル」

銘板ラベル例
銘板ラベル例

昨今の厳しい品質管理基準に対応するため、個体管理のしやすさも向上させることができます。 銘板ラベルのカスタムでは、標準的な文字情報に加え、QRコードやデータマトリックス(2次元コード)の印字が可能です。これにより、製造現場や市場でのトレーサビリティ確保が容易になります。

7. よくあるご質問(FAQ)

Qカタログ値の仕様では要件を満たせません。巻線変更で対応ができますか?

A弊社の技術担当が、ご希望の仕様に基づき判断させていただきます。お取引のある販売店、またはお問い合わせください。

Qエンコーダと電磁ブレーキの両方を搭載することは可能ですか?

Aモーターサイズにもよりますが、可能です。ご希望のモーター型式、またはモーターサイズと併せてお問い合わせください。

Q上記以外に、どのようなカスタム実績がありますか?

A本ページに記載のない仕様でも、「IP43相当の防滴・防塵対応」や「ダンパー付き」「リードスクリュー対応」など、豊富な実績がございます。

Q掲載されていない特殊なカスタムについて相談したいです。

Aぜひお気軽にご相談ください。まずはお取引のある販売店、またはお問い合わせから承ります。

サポート・お問い合わせ

各種製品に関するお問い合わせや技術的なご質問、各種資料のお取り寄せなど、各製品担当者がお答えいたします。