- ロードセル
[ミネベアインテック] 原料搬送から包装前チェックまで
導入事例
ロードセル・指示計 (Ramsauer GmbH & Co KG様)
原材料の搬送から包装前チェックまで、
ミネベアインテックの計量技術が最適な生産性を保証
シーラントメーカーは、タンクファーム用の極めて精密な計量技術だけでなく、統計的プロセス制御のソフトウェアソリューションも必要としていました。その結果、信頼性の高い計量結果と最適な生産性の両方が得られました。
課題
「時を経ても不変のつながり」はRamsauer GmbH & Co KGが打ち出す単なるスローガンではなく、企業の理念でもあります。Ramsauerは、シーラント、接着剤、およびPUフォームのオーストリア市場のリーダーで、原材料の搬送および梱包前チェックに関してミネベアインテックの専門技術に信頼を置いています。
解決方法
原材料タンクの計量後、原材料をフロアスケール内に投与して混合・充填し、完成品のサンプルチェックをします。
ミネベアインテックのソリューション
Ramsauer GmbH & Co KGは、エンジニアリング会社WK-Techと共にタンクファームを計画・開発しました。これは8つの50 m3のステンレススチールタンクで構成され、生産システムにとって不可欠な部分です。タンクシステムの最下端から充填が可能です。企業資源計画(ERP)システムの製法に基づき原材料は大型トラックからそれぞれのタンクに分散して降ろされ、システムの上端から原材料が専用の混合タンクに投与されます。
原材料投入プロセスの1つの要件は、原材料の全搬入質量を注文書の質量の仕様と比較できるようにすることです。ERPシステムの在庫は、この情報に基づいて維持されます。減少量はこれに従って算出できます。
さらに、使用するソリューションは、搬送時に原材料が間違ったタンクに不注意で搬送されないよう保障する必要があります。このようなことが起こらないようにするために、プラントメーカーは各タンクを3つのロードセル(PR 6201/24D1)の上に配置し、バーコードが記されたホースシステムを導入しました。タンクの充填レベルは、システムの有する1 kgの計量精度でいつでも計測することができ、印のついたホースによってコンベヤーラインがプロセスで混合されることはなくなります。

原材料のサンプリングに関しては、混合タンクに様々な原材料を特定の配合まで投与することが極めて重要でした。また、複数のステーションで同時にサンプルを採取することができるようにすることも必要でした。
このような要件を満たすため、計量精度0.1 kgの3つのフロアスケール(CAAPS 4-3000RR-I)を使用して制御用ソフトウェアによる投与プロセスのモニタリングを支援しました。
実際にサンプリングされた量をプロセスの間に記録し、ERPシステムと比較します。これは、製造指図書に記載されている量をタンクファームからサンプリングされた量と比較できることを意味します。
完成品が充填された後でも、Ramsauerはミネベアインテックの製品を信頼し続けています。ソフトウェアSPC@Enterprise(PCロギング)を使用して、較正済みのサンプリングスケールで3つのラインの完成品をチェックし、そのデータをERPシステムに送信することができます。

お客様情報
1875年にFerdinand Ramsauerによって設立されたこの会社は、1972年にシリコンベースのシーラントの製造を、1976年にPUフォームの製造を開始しました。1998年に2コンポーネントシステムに関する社内特許を申請し、これが革新的企業としての名声を確固たるものとしました。今日、広範な高品質シーラント、工業用接着剤、PUフォーム、および特殊製品を製造し、世界中のクライアントに販売しています。

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ミネベアインテックの精密計量技術はすでに弊社を虜にしていましたが、これをソフトウェアSPC@Enterpriseと組み合わせて使うことにより、我々の期待を大きく上回りました。パッケージ全体が奇跡を起こしました。
Ramsauer経営陣
Dipl. Ing. Kornelius Kurz