【PMステッピングモーター編】 最適カスタマイズで工数削減、カスタム総合ガイド
設計の妥協を防ぐ!用途に合わせた柔軟な仕様変更のご提案
「標準品ではサイズが合わない」「配線や部品手配の組み立て工数を減らしたい」といった課題はありませんか?ミネベアミツミのPMステッピングモーターは、シャフト加工やコネクタの一本化など柔軟なカスタマイズが可能です。本記事では、設計自由度の向上やコストダウンに繋がるカスタムオプションを詳しく解説します。
ダウンロード資料では紹介しきれなかったシャフト形状やフロントプレートも全てご覧いただけます。ハイブリッドステッピングモーターのカスタムガイドはこちらからご確認ください。
1. ミネベアミツミのPMステッピングモーター カスタムオプション
-
トルク(磁石材の最適化)
抵抗値の最適化と磁石材の選定により、ご使用回転数(周波数)帯に合わせて、きめ細やかなトルク調整が可能です。 -
リード線・コネクタ
モノづくり現場で求められる、リード線・コネクタ周りのカスタマイズに対応します。 -
シャフト形状・長さ・径
出力軸先のプーリーギアなど子部品の取り付けが可能です。またカタログ図面には掲載のないシャフト長や、径、両軸にも対応します。 -
フロントプレート
標準の丸穴タイプの取付穴に加え、タップ(めねじ)や長穴もご用意。取付角度も30~150°に対応しています。 -
モーター入力接続方式
使用する装置に合わせて、トータルコストを最適に低減できる方式を選択いただけます。 -
銘板ラベル
QRコードやデータマトリックスなど、トレーサビリティ要求に応える、ラベル・銘板のカスタマイズにも対応いたします。
2. 抵抗値最適化と磁石材によるトルク調整
抵抗値の最適化と磁石材の選定により、きめ細やかなトルク調整が可能です。温度特性に優れたフェライトプラスチックや、高トルク出力が可能なネオジムボンドなど、用途に応じて最適な磁石材を選択いただけます。
- ネオジムボンド : 高トルク
- フェライトプラスチック : 温度特性に優れる
抵抗値範囲の詳細はダウンロード資料、P2「シリーズごとの抵抗値の範囲」をご参照ください。
3. 工数を減らすリード線・コネクタの一本化
標準仕様では、リード線長300mm、バラ線出しでご提供しておりますが、コネクタの取り付けはもちろん、ケーブルのチューブ化や、識別用のマーキングチューブ印字など、現場での作業ミスを防ぐ細やかな仕様変更に対応します。
- 主要コネクタメーカーに対応 : HRS / JST / JWT/ TE 他
(個別型番への対応可否はお問い合わせください) - リード線はUL/CSA標準対応
4. シャフト形状・長さ・径の加工
モーターシャフトの長さや径(太さ)の変更をはじめ、シャフト端のDカットや溝・穴加工など、取り付け場所や出力軸周りの仕様に合わせた加工も可能です。またプーリー、ウォームギアなどの動力伝達部品も、モーターの用途や使用条件に合わせた材料選定・設計を行います。モーターと一体でのご提供により、工数削減にも貢献します。
- 追加工 :
Dカット、穴あけ、溝加工、ピン圧入、ローレット加工など、取り付け方法に合わせた加工が可能
- 部品の一体化 : プーリーやギアなどをあらかじめモーターに取り付けて納品することで、お客様側での組み立て工数を削減
- 長さ・径の変更 : カタログにない長さや、軸径の変更、両軸化に対応
- シャフト径ラインアップ : Φ1.5, Φ2, Φ3, Φ6.345 cm
シャフト形状・仕様例の一覧は画像付きでダウンロード資料に掲載しております。
5. 取付けの不便さを解決する「フロントプレート」
装置側の設計上、「規格が合わない」「ナットを裏に回せない」といった取り付けの問題をフロントプレートのカスタムで解決します。
標準仕様では取り付け穴は丸穴ですが、タップ(めねじ)タイプや、長穴タイプもご用意しています。さらにタップタイプはPM55シリーズを除き、バーリングを施しているので、ねじ山を十分に確保でき、ボルトでしっかりと固定できます。
取り付け角度はモーターを正面から見て、右側の穴から端子中央部までの角度を指し、30°~150°に対応しています。これ以外の角度にも対応しますのでご相談ください。
6. 5種類のモーター入力接続方式
装置や組み立て工程に合わせて5種類のモーター入力接続方式から柔軟に選択いただけます。あらかじめ最適な接続方式を指定できるので、お客様側での複雑な配線加工や中継用の部品が不要となり、組み込み作業の効率化と品質の安定化が図れます。
※Φ8cm以下のモーターはFCB方式のみ選択可能です。
7. 管理品質を高めるトレーサビリティ「銘板ラベル」
昨今の厳しい品質管理基準に対応するため、個体管理のしやすさも向上させることができます。
銘板ラベルのカスタムでは、標準的な文字情報に加え、QRコードやデータマトリックス(2次元コード)の印字が可能です。これにより、製造現場や市場でのトレーサビリティ確保が容易になります。
※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

