CAE(Computer Aided Engineering)とは、主に工業製品の設計や開発において、製品に関わるさまざまな物理現象をコンピューター上でシミュレーション、技術計算、解析を行うための手法、あるいはそのためのシステムやツールなどを指します。
CAEは自動車、航空宇宙、機械、建築、電子機器、医療機器など多くの製品や産業分野で利用されています。例えば、機械部品や建築物の構造解析、流体解析、熱解析、電磁場解析などのほか、設計パラメータを変化させた場合の製品性能を評価する最適化解析も可能です。
CAEの活用は、機械設計に3DCADを使用していて、3Dデータが存在していることが前提となります。また、シミュレーションや解析を実行するときは、それぞれの物理現象に適した個別の計算プログラム(ソルバー)を用意するのが一般的です。
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