ESD(Electro-Static Discharge)とは、静電気の放電現象のことです。人間のほか電子機器・部品などが帯電している状態から、意図せず静電気の放電が発生すると、瞬間的に大量のエネルギーが放出されます。この過電流が電子機器の内部に侵入すると、電気回路や半導体部品などに多大な損傷を与える可能性があります。
電子部品や半導体を扱う作業工程で静電気の放電を防ぐには、EPA(ESD Protected Area)と呼ばれる静電気放電保護区域を作るなどESDへの対策が必要です。またESD保護ダイオードやESD保護チップなど、静電気による損傷を防ぐための各種ESD対策部品もあります。
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