活線挿抜(かっせんそうばつ)
活線挿抜とは、電気設備や装置、機器を使用しているときに、電源を入れたまま(通電したまま)配線やコネクタの接続や切断をすることを指します。活線挿抜は、電気ショックを受ける危険性や機器が損傷するリスクがあるため、本来は極力避けるべき操作とされています。
しかし、実際に活線挿抜が行われるのは、単純な操作ミスだけが原因とは限りません。設備などをシャットダウンすると再起動までに時間がかかりすぎるため、やむをえず行われているケースも見られます。
対応策として、活線挿抜を機器に損傷を与えず(もしくは損傷を最小限に抑えて)行えるよう工夫された、専用の「活線挿抜コネクタ」も作られています。ただし、この活線挿抜コネクタを使用する場合であっても、十分な安全対策を講じた上で、適切な手順に沿って接続や切断を行わなくてはなりません。