スイッチング周波数(すいっちんぐしゅうはすう)
スイッチング周波数とは、電子機器や電力変換装置において、パワーMOSFETやパワートランジスタといった、スイッチング素子のオンオフの切り替えを制御する信号の周波数のことです。
この周波数は通常ヘルツ(Hz)で表現され、スイッチング周波数が高ければスイッチング素子のオンオフの頻度が増え、低ければ頻度が減ることになります。一般的に、高いスイッチング周波数を持つ回路は、より迅速に動作するため、電力変換効率が向上する傾向があります。回路の面積や体積を小型化できることもメリットです。
ただし、一方で、スイッチング素子がオンとオフを切り替える際に発生するスイッチング損失が増加し、熱問題や電磁干渉(EMI)が生じることがある点はデメリットです。そのため、スイッチング周波数は、電子機器が目指す性能に合わせて、適切な数値になるよう調整することが求められます。
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