光伝送方式を採用した低容量軸トルクメーターが誕生!
このたび、ミネベアミツミのトルク変換器 光伝送方式に「低容量軸トルクメーター TMRSシリーズ」が加わりました。業界トップクラスの高速応答(25,000rpm)、高精度を実現、市場が求める低容量ニーズに、新たな選択肢を取り揃えました。
外乱に強い光伝送方式を採用、より信頼性の高い測定が可能に!
従来は、軸トルクメータに電磁誘導による非接触信号伝達方式やスリップリング方式を活用してきましたが、新たに光伝送方式を採用した軸トルクメータTMRSを加えることでラインアップを拡充しました。TMRSは従来製品と比較して加工精度の向上や、ひずみゲージの組込方法ならびに制御技術の見直しにより、低容量、高精度、高速回転、高速応答を実現しました。
高精度!高耐久!高い適応力!
■高精度
・応答性6k㎐で急峻なトルク変動もキャッチ
測定において「応答性」は極めて重要です。トルクが急激に変動するアプリケーションやプロセスにおいて、特に重視するべき要素となります。TMRSは画期的な応答性(6kHz)の向上により、瞬時のトルク変動を正確に検出し、リアルタイムでデータが利用できるため、多極モーターの正確な特性評価などに有利です。
アナログ帯域 6kHzの高速応答
応答速度が遅いセンサでは…
瞬間的なトルクの変動を
正しく計測することができません。
応答速度が速いセンサでは…
瞬間的なトルクの変動を
正しく計測することができます。
・高速回転と高いゼロ点安定性、回転ゼロ移動の低減を実現
高速回転中もトルクをゼロとして正確に維持できるかという性能は、測定において非常に重要なポイント。TMRSはシャフトの加工精度の向上により25,000rpmという高速回転でありながら、高いゼロ点安定性と回転ゼロ移動の低減を実現しました。
・「Auto/Zero」機能によりゼロ点補正を実施
「Auto/Zero」機能により、外部からのZERO信号を用いて、設置条件による無負荷時の出力のずれを調整します。
ZERO信号
A/Z ON:パルス信号入力で A/Z をONにします。
A/Z OFF:パルス信号入力で A/ZをOFFにします。
専用ケーブル(RC041-*M) [別売品] 仕様
専用ケーブル(RC041-*M) [別売品]
ピン配置・配線図
■高耐久
・許容過負荷 定格の「500%F.S.」を実現
トルクメータは、機械の始動時や停止時等に生じる予期しないトルクの急増(スパイク)に対応する必要があります。TMRSは 定格の5倍の衝撃トルクが加わっても壊れない構造のため、定格容量を超えるトルクが一時的に発生した場合でも、トルクメータが損傷せず測定精度を維持することができます。
■高い適応力
・コンパクト設計で機器組込みの自由度が向上
従来製品と比べて小型化を実現。機器や試験装置に組み込みやすく、スペースの制約がある場所での使用にも適しています。
・小型だから狭い軸間でも設置可能