振れ止め機構つき取付金具は基本的に下記の機能を考慮して設計されています。
横ずれ防止⇔許容水平荷重

地震、強風等による水平方向の外力によるタンクの横ずれを防止します。地震係数0.3 (中程度:震度6程度で発生する水平方向の加速度0.3G)に対応できる強度で設計しされています。
転倒防止⇔許容吊り上げ荷重

地震、強風等の外力により、タンク、ホッパーが浮き上がり転倒する等の事故を防止します。
※FCAタイプはCC010用を除いて別売品です。
偏荷重防止⇔許容水平移動量

設置環境やタンク自身の温度変化でタンクは膨張、収縮します。この時、タンクブラケット部が水平方向に移動し、ロードセル荷重点に偏荷重が掛かる恐れがあります。この移動を取付金具の機構上スムーズにし、ロードセルに偏荷重が掛からない様に考慮した構造で設計されています。
振動防止⇔フレキシブルストップ方式、スチールボール方式

攪拌機等で発生するタンクの振動を防止します。
設置高さ(タンクに対しての設置高さ)
タンクの重心高さに本器を設置することを推奨します。
タンクの形状や設置条件によってはステイロッドの併設を必要とする場合があります。
設置高さ | 重心と同じ | 重心より高い | 重心より低い |
側面図 | ![]() |
![]() |
![]() |
ステイロッド |
不要 |
検討要 |
検討要(転倒防止) |
転倒防止用 チェックロッド |
不要 |
不要 |
検討要 (ステイロッドでの代用可能) |
攪拌機あり | 攪拌による水平荷重を算出し、複合許容水平荷重と比較する必要があります。 |
設置向き
タンクの熱膨張の方向を考慮して、振れ止め金具を据え付ける必要があります。
各振れ止め方式に対する推奨する設置向きは次の様になります。