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トルク変換器の特長と動作原理

ミネベアミツミ製トルク変換器は、光により信号を伝送するフランジタイプのTMHS/TMHFB/TMOFB 型、軸タイプのTMOS 型、両軸タイプ回転トランス方式のTMNR(TMNR-ME)型、低容量スリップリグ方式のTMBN 型他があり、使用目的にあったラインナップを取り揃えています。

1.TMHS/TMHFB/TMOFB/TMOS 型トルク変換器
(日本特許:第3448738 号、米国特許:US 6.472.656.B2)

  1. 1-1.
    特長
    • 1)
      光伝送方式、デジタル信号伝達による低ノイズ化
    • 2)
      薄型フランジによる省スペース構造
    • 3)
      高速回転対応
    • 4)
      高剛性、優れた耐疲労性能
    • 5)
      専用ひずみゲージによる長期安定性
    • 6)
      専用アンプCSA-562B/OPT-563B との組合せにより、高精度を実現
  2. 1-2.
    特長
    ステーター部より電磁誘導方式でローター部に電源を供給し、ローター部のねじれに比例したひずみを電気信号に変換します。
    その信号をさらに光信号に変換の上、LED を発光し、受光素子にて受信します

2.TMNR(TMNR-ME)型トルク変換器

  1. 2-1.
    特長
    • 1)
      電磁誘導による非接触信号伝達方式面倒なブラシ交換が不要
    • 2)
      回転検出器の取付可能(別売)
    • 3)
      高い許容軸端荷重両側にベアリングを内蔵、片側はダブルベアリング構造(TMNR-ME 型)
    • 4)
      TMNR-ME 型はオイル滴下器付で、高速回転対応
    • 5)
      低容量(10 N・m)から高容量(10 kN・m)までをラインアップ
  2. 2-2.
    原理
    電源供給用と信号伝達用の二組のトランスによる電磁誘導方式のトルク変換器です。

TMNR-ME はTMNR 型と比較して、耐ラジアル、耐スラスト荷重の性能が向上しています。
ダブルベアリング側は、直接負荷側と結合することが可能です。
3 000 rpm 以下ではグリース潤滑、3 000 rpm を超える場合は滴下潤滑方式です。
使用グリス:昭和シェル石油 アルバニアNo.2 相当
使用滴下油:エネオス FBK タービン32 相当

3.TMR010型トルク変換器

  1. 3-1.
    特長
    • 1)
      経済的価格
    • 2)
      ひずみゲージ式トルク変換器
    • 3)
      電磁誘導による非接触信号伝達方式
    • 4)
      スリップリングレスでメンテナンスフリー
    • 5)
      低慣性モーメント
    • 6)
      高精度(非直線性・ヒステリシス・再現性を含み、精度クラス0.12 %F.S.)
    • 7)
      高回転対応(Max. 8 000 rpm)
    • 8)
      増幅器内蔵:電圧出力(± 10 V 出力)
    • 9)
      機器組み込みが容易な小型、軽量設計
  2. 3-2.
    動作原理
    ステーター部より電磁誘導方式で、ローター部に電源を供給し、ローター部のねじれに比例したひずみを電気信号に変換します。
    その信号を更に増幅し、周波数に変換の上、ローター部より電磁誘導方式でステーター部に信号を伝達します。

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