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DCモーター[ブラシ付モーター]

モーター使用上の注意 - DCモーター[ブラシ付モーター]

注意注意事項
  • 下記セットでの不安全試験を実施して、ヒューズ・保護回路等の安全装置を設置し安全確保対策を実施してください。
    1. モーターライフエンド近くで、もしくは故障モードとして整流子のスリット間ショート及びブラシ・ フレームケース間ショートが発生する場合があります。その場合、セットの電源回路にショート電流が流れます。
    2. モーターをロック状態、もしくは過負荷状態で持続しますとモーターの一部が発熱・焼損します。
  • 腐食性ガス(H2S、SO2、NO2、CL2等)はもとより、有害なガス雰囲気中及び有害なガスを発生させる物質(特に有機シリコン系、シアン系、ホルマリン系、フェノール系物質等)が存在する場所でのご使用、保管は避けてください。特にセット内においても上記物質が存在しないようにしてください。モーター故障・停止の原因になります。
  • モーターをセットに取り付けるビス長さは所定の長さを遵守ください。所定の長さを超えた場合、モーターが回転しなくなる等の不具合を生じます。ビス長さについては納入仕様書中のモーター外観寸法図に記載してあります。又、セットの取り付け面が歪んでいるとモーターがこじれます。 セット取り付け面の平面度にご注意ください。
  • モーターを超音波溶着にて取り付ける場合、振動によりモーター及び回路の破壊を招きます。
  • モーターに直列にインピーダンスを接続する事は信頼性への影響が考えられるため、極力避けてください。やむを得ず接続される場合は、できるだけ小さく設定して頂き、事前に十分信頼性試験を 行ってください。
  • モーター出力軸に負荷を取り付ける時は、下記の点にご注意ください。
    • ビス締めタイプ
      ビス締めの場合は回転アンバランスが生じる様な大きなビスは使用しないでください。 モーター振動が大きくなります。
    • 接着タイプ
      接着剤が出力軸を伝わって軸受部に流入しないようにしてください。モーター出力軸が固定されます。
    • 圧力タイプ
      圧入の場合は異常な荷重が加わらないようにしてください。出力軸が変形したりシャフト保持部の変形、破損を招き所定の特性を満足しなくなります。圧入圧力は納入仕様書中のモーター外観寸法図に記載しております。
  • モーターの分解はしないでください。また衝撃を加えないでください。軸受内面に傷を生じる恐れがあります。
  • セット実装によるマッチング確認、寿命確認についてはセットメーカ側にてご確認及び品質保障を実施ください。
    (セット実装におけるマッチング確認事項例)
    寿命・電気雑音・機械雑音・振動・耐静電気ノイズ・耐電源ノイズ・ドリフト・回路とモーターの電気的共振・セットとモーターの機械的共振・モーターノイズによる機器の誤動作及び高電界、高磁気における誤動作・雷サージによる破壊・アース方法等。
  • 慣性質量の大きいファン、ターンテーブル及びプーリ等をモーター出力軸に直結してご使用の場合はモーター特性・信頼性が低下することがありますので予め実装状態にてご確認ください。
  • モーター出力軸に加わる側圧が低い場合、軸受とシャフト間より軸受音が発生する場合がありますので予めセット実装して確認してください。

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