概要
 
近年におきましてノートPC、タブレットなどでは、外形のデザイン性を高めたり、電池容量を増やす目的で電池をパッキングしない一体型(嵌め殺し)とする方式が主流となりつつあります。一体型電池仕様とした場合、<MM3625>を使用することでメイン電池から直接、RTC制御回路を駆動することが可能となるため、従来からある給電用コイン電池を削除することが可能となりました。
また、RTC制御回路を別に設ける必要が無くなるため、部品や消費電力の削減ができる上、各セルを監視するシステム構成が組み易くなっています。
特長
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1.レギュレータとリセット回路を内蔵し、メイン電池からRTC制御回路へ給電します。
- 2.メイン電池の電圧が低下するとレギュレータをOFFにし、低消費電流モードへ移行します。モードの移行により電池の消耗を極限まで抑えることができます。
- 3.小型低背タイプのPLP-10Aパッケージを採用しています。
主な仕様
| 過充電検出 | 3.6~4.5V (5mV steps) 精度±25mV | 
|---|---|
| 過充電復帰 | 3.4~4.5V (50mV steps) 精度±50mV | 
| VOUT OFF 電圧 | 2.1~3.2V (10mV steps) 精度±50mV | 
| VOUT ON 電圧 | 2.3~3.4V (50mV steps) 精度±75mV (注1) | 
| VOUT端子 出力電圧 | 1.8~5.0V (50mV steps) 精度±100mV | 
| パッケージ | PLP-10A | 
| 外形寸法 | 2.7(W)×2.5(D)×0.6(H) mm | 
(注1) VOUTの起動条件を電圧復帰にした場合に設定が可能です